SNSで職場の人と繋がるべき?断るべき?
近年若い世代を中心にSNSの普及率は、年々増加する傾向にあります。
従来のネット環境と比べて、リアルでも関わりのある友人同士でSNS上で繋がっている人も少なくないかと思います。
SNSを積極的に取り入れて活用している企業も数多く存在するので、職場の人同士でSNS上で普段から仕事に関することからプライベートに関することまで、やり取りしている人もいるかと思います。
しかし仕事関係の内容ならまだしも、プライベートのこととなるとあまり職場の人に知られたくないと思っている方も当然いるかと思います。
そんな方に向けてここでは、SNS上で職場の人と繋がるメリットとデメリット、就活生が注意するべきことなどについて取り上げていこうと思います。
SNSで職場の人と繋がるメリット
SNSで職場の人と繋がるメリットは3点挙げられます。
1点目はSNSで繋がることで相手の意外な特技が見つかってそこから仕事やキャリアアップに繋がったり、同じ趣味や考え方で意気投合したり、新たな人脈作りに繋がったりと新しい発見があることです。
2点目はSNSを通じて相手の好みや趣味嗜好を知ることで、そこから自分との共通点を見つけコミュニケーションが取りやすくなり、結果として相手との仲が深まることです。
3点目はSNSで繋がることで、社内で仲の良い人と会社内では話せないような悩み事や相談事を気軽に話せるようになることです。
SNSで職場の人と繋がるデメリット
SNSで職場の人と繋がるデメリットについても、いくつか挙げられます。
まず1つ目は職場とプライベートとで、職場では真面目キャラだけれどプライベートでは天然キャラなどとキャラが違う場合に、職場でのイメージが崩れる原因となってしまうことがあります。
2つ目は体調不良で会社を休んだ前日の日に、遊びに行っていたことがSNSに投稿された写真などから発覚して、仮病を疑われてしまうことがあることです。
3つ目は同僚と飲みに行ったことをSNS上に書き込んだり写真を投稿することで、それを見た他の同僚が仲間外れにされたと思ってしまい、関係の悪化に繋がる恐れがあることです。
SNSを職場に見られる?就活生は特に注意
学生の本来の性質を見破るためにSNSでの投稿を、最終面接の選考に使う企業は実は少なくありません。
SNSを利用した選考ポイントは、以下のとおりです。
就活に関するネガティブな投稿をしている
働きたくないや、就活面倒くさいなどのネガティブな発言の投稿は、働くことに対して意欲がないと判断されてしまうかもしれません。
企業は共に働いてくれる人材を探しているので、嫌々入社するような人はそもそも採用したいと思わないでしょうから、発言には十分に注意するべきです。
また面接を寝坊で遅刻したなど、就職活動への不誠実さが伝わってしまう投稿も、採用側にマイナスのイメージを与えるので避けるべきです。
自社や他社の悪口を言っている
先にも述べましたが企業はこれから共に働く人材を探しているので、働く前から既に自社の悪口を言っているような人を、企業側は採用したくないはずです。
また悪口が他社のことだとしても、企業に対しての悪口を投稿している時点でマイナスのイメージとして受け取られやすいので、採用に悪影響をもたらしてしまいます。
モラルに欠ける投稿をしている
公共の場での迷惑行為や歩き煙草など常識的に良くない内容の投稿は、不採用に繋がることもあります。
当然のことですが、SNS上でも対面でも社会人として良識ある言動や行動ができなければ、採用には繋がらないでしょう。
過度な飲酒や煙草の投稿をしている
未成年でない限り飲酒や喫煙は本来ならば問題にならないのですが、過度な飲酒で飲み潰れたことに関する投稿や過度な喫煙をしていることが分かる投稿は、自分自身をコントロールできない人であるとみなされ採用担当にネガティブな印象を与えてしまいます。
どこにあるいはどんな投稿にいいねを押しているのか
いいね欄にはその人物の趣味嗜好がよく現れますが、そのいいね欄に企業を悪く書いている投稿などがあれば例え自分自身は悪く書いた投稿をしていなくとも、採用側の印象は悪くなってしまうことがあります。
SNSの投稿は現在の投稿だけでなく、過去の投稿も採用のための選考ポイントとして扱われてしまうので注意が必要です。
この対策としてはアカウントを鍵垢にする、就活専用のアカウントを作るなどがあります。
まとめ
SNSで職場の人と繋がることには、メリットとデメリットがつきものです。
特に職場の苦手な上司や同僚などから友達申請が来てしまったり、自分のアカウントがばれて閲覧されていた場合はあまりいい気分はしないと思います。
また職場の人と繋がることで休日に仕事の連絡や仕事を連想させる連絡が来たりすれば、SNSを確認すること自体が億劫になり、SNS疲れの原因となってしまうかもしれません。
かといってSNS上の繋がりを断ち切ることは、人間関係を築くうえで障害になりかねないので、繋がり方の工夫をして無理なくコミュニケーションを図ることが大切です。